掲載写真 Ⓒ DORIAN NAKAGAWA
2021年8月14日(土)京都アルティホールにて、京都市立芸術大学主催・アジア・フルート連盟共催の
特別演奏会「アジアのフルーティストたち」が開催されました。
アジア各国の作曲家の作品が集められて、色彩豊かで華やかなコンサートになりました。
オープニングは、チマチョゴリを着た朴優栄さんのソロによる、朴実作曲『ハンオベンニョン(朝鮮半島中部にある江原道の民謡)の主題によるフルート幻想曲』。
続いて黄安倫(中国出身)作曲『舞詩第1番』と、江文也(台湾出身)作曲『祭典奏鳴曲作品17』。
フルートピアノのために書かれた両作品を、江戸聖一郎さんがフルートオーケストラ用に編曲をして、京都市立芸術大学フルートオーケストラによって演奏されました。
黄安倫作曲『舞詩第1番』のソリストは田呈媛さん、江文也作曲『祭典奏鳴曲作品17』では俵啓乃さん、小林千晶さん。
情緒あふれる素晴らしい演奏を披露されていました♪
心の奥からの歌と、魂を感じる踊りをお楽しみいただいたのではないかと思います。
江文也『祭典奏鳴曲』に関しての記事が、中日新聞に掲載されています。
前半最後には、京都芸大とアジアフルート連盟全てのメンバーで、藤井園子作曲『マリオネット』を演奏。
後半1曲目は、アジアフルート連盟のメンバーによる演奏で、モーツァルト作曲『アダージョK.540』をしっとりと・・・
後半2曲目のF.ドゥヴィエンヌ『2本のフルートのための協奏的交響曲』は江戸聖一郎さんの編曲。
1楽章のソリストは、江戸聖一郎さん、長山慶子さん、2,3楽章はオ・ジヒョンさん、東條 茂子さん。
息のあった見事なコンビネーションとテクニックでお客様を魅了しました。
最後は廣瀬量平作曲『ブルートレイン』。
『ブルートレイン』の初演メンバーである、播博先生の想いあふれる情熱的な指揮で、演奏者の気持ちも一つに!
アンコールには韓国民謡のアリランと中国民謡の茉莉花を演奏。
このような時期のコンサートにも関わらず、たくさんのお客様にご来場いただき、誠にありがとうございました。
開催において大変なご苦労、お気遣いをしていただきました、大嶋義実先生、富久田治彦先生、江戸聖一郎さん、関係者皆様に心より感謝申し上げます。
2022年8月26日〜28日には神戸でアジアフルート連盟コングレスを開催予定です。
コメントをお書きください
中村千代 (水曜日, 18 8月 2021 20:51)
特別演奏会の報告を拝見して、コングレスの開催予定を知り、また参加したく思いました。
来年の今頃にはコロナも終息して、無事に開催されることを祈っています。
アジアフルート連盟 (木曜日, 19 8月 2021 09:31)
コメントありがとうございます!
来年は無事開催されることを私たちも祈っております�